6月18日 : 海外移住の日・考古学出発の日
1908年、本格的な海外移住の第一陣158家族・781人が、
笠戸丸でブラジルのサントス港に到着した日です。
1877年、大森貝塚(東京 品川区)を発見したアメリカの動物学者、
モース博士が来日した日です。
【 本日のエコ : 生物の移動速度 】
移住ではありませんが、
動物も植物の移動速度はどれくらいしょう?
■植物
新しくできた島、山火事の後に植物が侵入していくように、
植物は種子の散布を通じて、分布域を変えていきます。
樹木が分布を広げる速度は、40m/年から2000m/年。
・モミ、シラビソ 40~300 m/年
・ハンノキ、ヤシャブシ 500~2000 m/年
・クリ 200~300 m/年
・ブナ 200~300 m/年
・マツ 1500 m/年
・カシワ、コナラ 75~500 m/年
温暖化による、気候帯の移動速度が 1500~5500 m/年とすると、
多くの樹木は、気候の変化に追いつけないことになります。
自然生態系 絶滅する種が増える
■動物
・チータ 112 km/h
・ウマ 77 km/h
・ライオン 64 km/h
・シマウマ 64 km/h
・キリン 51 km/h
・ダチョウ 45 km/h
・ヒト 36 km/h
人より速い動物は多いですが、なかなか海は越えられません。
そしてシロクマは、北極の氷が解けて無くなった場合、
さらに寒冷な環境を求めて、北上することはできません。
気候の変動の生物への影響は結構大きそうです。
【 本日のエコ2 : モアイ像が語るもの 】
考古学に関連して……
モアイ像で有名な絶海の孤島のイースター島では、
草原が広がっていますが、かつては木々に覆われた豊かな島でした。
人が住むようになって、農耕が始まり、
人が増えて文明が発達し、モアイ像造りが盛んになって、
やがて、人口が島の収容力を超えるようになる。
森が破壊され、食糧が不足し、漁のための船も造れなくなって
人々は争い、人口が急激に減少していく……
インダス文明も、ミケーネ文明も森林を破壊した文明は滅びました。
我々は、森と文明の歴史から学ぶ必要があります。
さて、現在の文明は大丈夫でしょうか?
イースター島モアイ文明の滅亡の教訓


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